2015年1月25日日曜日

コンテンツマーケティングは、Inboundy(インバウンディ)に考える

インバウンドマーケティング


2013年ぐらいから注目され始め、日本では高広伯彦氏(https://twitter.com/mediologic)が普及させているマーケティングのコンセプト(手法ではなく)です。


このコンセプトでは、オウンドメディアマーケティングのプロセスはAttract/Convert/Close/Delightに分類されます。
インバウンドマーケティングの詳細はこちらを見ていただくのが早いでしょう。

さて、このコンセプトで注目すべきは、「Attract」のフェーズです。
これは所謂「集客」の部分を指しています。

従来の集客と比べてみて大きく違うところは、「ユーザーを惹きつける」という考え方です。

インバウンドマーケティングのコンセプトにおいて、ユーザーは、飽和しているWEB上の情報を自ら取捨選別して求める情報だけ見る時代が来ている。
だからこそ、ユーザが求めている情報を、欲しいと思ったタイミングで見つけられるような状態にしてあげることが重要だと考えられています。

”いつまでもメガホンをもって、買ってくれと言うのではなく、何かを書き(コンテンツを作り)、顧客が来てくれる仕組みを作ることによって、狩猟型から農耕型へ変わることがすごく重要になる。”   --http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/08/16656

コンテンツマーケティングはInboundyに!


さて、本題ですが、このインバウンドマーケティングの考え方を体現してマーケティングを行うことを「Inboundy(=インバウンディ)なマーケティング」と呼んでいます。
バイヤーペルソナを設定し、ユーザがいつ、どんな時に、どんな気持ちで、どんな情報を求めているのか、これを常に考えながらマーケティングを行うことがInboundyなマーケティングです。

既に多くのマーケターが、コンテンツマーケティングはペルソナを設定して行うべし!と言っていますね。私もまったくその通りだと考えています。
さらに付け加えるとすると、インバウンドマーケティングでは、Inboudyなマーケティングで惹きつけたユーザをリード(=顧客)にすることを意識したマーケティングを行うべきだと言われています。

昨今、コンテンツマーケティングがバズワードのようになりつつあり、様々なマーケターが様々なコンテンツを作り始めました。
同時に数多のキュレーションメディアが出来上がり、面白いコンテンツを作り、まとめ、多くの人に触れてもらおう!という活動を、「コンテンツマーケティング」と謳ってコンテンツ作りに精を出している人が非常に多くなってきています。

ですが、ふと振り返ってみてください。そこに何が残りましたか?

コンテンツマーケティングは「ただ面白いコンテンツ」を作ることが出来れば良いわけではなく、自社サービスのリードになりうるユーザを見極め、そのユーザをナーチャリング(=育成)しなければ、本当の意味で価値のあるコンテンツとは言えないのではないでしょうか。

私は心底、オウンドメディアを成功させるためにはコンテンツマーケティングの成功が絶対不可欠だと信じています。しかし、バズワード化したコンテンツマーケティングが胡散臭くなってしまうことも同時に危惧しています。
今一度、自らのサービスにとって本質的なコンテンツが作られているか、それがInboundyに考えられているかを見直してみてください。





0 件のコメント :

コメントを投稿